化学の力で未来社会への道を拓く
三井化学株式会社 代表取締役社長 橋本 修
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Chapter 1
「長期経営計画 VISION 2030策定の背景」
Chapter 2
「サステナビリティ推進の取り組みや進捗状況 」
Chapter 3
「 環境貢献価値 Blue Value®︎、QOL向上貢献価値 Rose Value®︎設定のねらい 」
Chapter 4
「 環境問題への向き合い方や対応」
Chapter 5
「人材価値の向上や人的資本の拡充への取り組み」
Chapter 6
「ESG情報の開示に対する考え方」
Chapter 7
「視聴者へのメッセージ」
三井化学株式会社
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2023年

GHG排出量削減率

25

%減 (Scope1+2, 2013年度比)

2023年

Blue Value®︎製品売上収益比率

24

%

2023年

Rose Value®製品売上収益比率

24

%

2023年

従業員エンゲージメントスコア

36

%

2023年

重大事故件数

0

三井化学株式会社の会社紹介

石炭化学から始まった技術革新 グローバル企業への成長

三井化学の起源は1912年に遡ります。当時の社会課題であった食糧増産のため、日本で初めて石炭副生ガスから化学肥料原料を生産し、農業の生産性向上に大きく貢献しました。その後、石炭化学からガス化学へとテクノロジーを進化させ、1958年には日本初の石油化学コンビナートを築き、日本国内の産業界を牽引してきました。今では数多くの世界トップ製品を有しており、売上高1兆6,000億円、世界約30か国、160社以上を抱えるグローバル企業へと成長しています。その事業ポートフォリオは、ライフ&ヘルスケア、モビリティ、ICT、ベーシック&グリーン・マテリアルズ分野と多岐に亘っています。三井化学は、今後も卓越したソリューションと「新たな顧客価値の創造」を通じ、社会課題の解決に貢献してまいります。

ESG/SDGs経営の取り組み方

ESGを中核に据えた経営:社会課題解決と持続的成長を目指す

化学産業は社会の基盤と革新を担う存在であり、社会課題の解決に向けて大きな責任を負っていると認識しています。三井化学グループは、2006年に経済・環境・社会の3軸経営を打ち出し、2018年には3軸経営を深化させ、ESGを中核に据えた経営を行っていくことを表明しました。
2022年に始動した長期経営計画 VISION 2030の策定にあたっては、当社グループの存在意義である「社会課題の解決」に立ち返り、15~20年先に当社が目指すべき企業グループ像を「化学の力で社会課題を解決し、多様な価値の創造を通して持続的に成長し続ける企業グループ」と定義しました。また、内外環境変化・メガトレンドをふまえ、当社グループが取り組む方向性として、サーキュラーエコノミーへの転換、多様な価値連鎖の追求、柔軟かつ強靭な社会という観点から目指す未来社会を設定しました。
この未来社会の実現に向けて特定したマテリアリティは、VISION 2030の基本戦略の前提となっています。マテリアリティに対するKPIは、VISION 2030の非財務指標として管理し、企業価値向上へ着実につなげていきたいと考えています。
当社グループは、ESG要素の経営/戦略への組み込みのさらなる具体化、実行フェーズへの移行を進めるとともに、ステークホルダーの皆様に向けた情報開示強化にも取り組んでまいります。

環境課題に対する取り組み

カーボンニュートラル、バイオマス、リサイクル戦略

三井化学グループではVISION 2030の基本戦略の一つとして「サーキュラーエコノミーへの対応強化」を掲げ、カーボンニュートラル戦略、バイオマス戦略、リサイクル戦略、海洋プラスチックごみ問題への対応を通じて資源循環を促し、サーキュラーエコノミーの実現に貢献したいと考えています。
カーボンニュートラル戦略では、ナフサクラッカー燃料のアンモニアへの転換やコンビナートから排出されるCO2の回収と利活用に関する他社連携・地域連携等を通じて自社グループのGHG排出量削減を目指しているほか、環境貢献価値を有するBlue Value®製品の提供を通じて製品ライフサイクル全体でGHG削減貢献量の最大化を図り、社会全体のカーボンニュートラル達成に貢献したいと考えています。
また、再生可能資源であるバイオマスナフサを原料としたバイオマス化学品・バイオマスプラスチックの製造・販売、印刷前後の廃棄フィルムのインキ除去などによる軟包装フィルムのマテリアルリサイクル技術、マイクロ波を利用したケミカルリサイクル技術の開発などのバイオマス戦略、リサイクル戦略を推進しています。
三井化学株式会社
会社概要
本社住所 〒104-0028 東京都中央区八重洲2-2-1 東京ミッドタウン八重洲 八重洲セントラルタワー
代表者名 橋本 修
創業 1955年7月1日
社員数 19,861人(連結2024年3月31日現在)
業界名 化学
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