社会課題解決を経営の中心に据える
損害保険ジャパン株式会社 経営企画部特命部長 丸木崇秀
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Chapter 1
「保険業界の社会課題への向き合い方の変化」
Chapter 2
「SDGsの取り組みの概要・進捗状況 」
Chapter 3
「損保ジャパンの社会貢献のルーツ」
Chapter 4
「MYパーパスの概念や取り組み状況」
Chapter 5
「 MYパーパスの導入後の進捗や成果 」
Chapter 6
「 ESG情報の開示方針 」
Chapter 7
「視聴者へのメッセージ」
損害保険ジャパン
株式会社
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GHG排出量_Scope1-3(カテゴリー15 投融資を除く)

92,425

(t-CO2)

従業員エンゲージメント(GallupQ12平均得点 - 最大: 5点)

3.57

pt

女性管理職比率

28.1

%

次世代への教育(防災・交通安全・環境)

27,435

会社紹介

損害保険ジャパン株式会社の紹介

損害保険ジャパンは、1888年、「火災から人々を守る」という使命感から日本初の火災保険会社として誕生し、SOMPOグループの中核として国内損保事業を担う会社です。激しい事業環境の変化の中で安定的かつ持続的に成長を続けるべく、お客様の声をもとにした商品開発や、AIを活用したアンダーライティング機能強化などに取り組んでいます。また、新たな価値創造に向けては、ステークホルダーの皆さまとパートナーシップを築きながら、防災・減災、自動運転などの分野でのサービス開発を進めています。社員の幸せや働きがいをベースとして、保険事業とその先の安心・安全・健康の領域で、 お客さまにとって価値ある商品・サービスを創造していくことで、社会に貢献していきます。

ESG/SDGs経営の取り組み方

SOMPOグループのサステナビリティ:パーパス実現のための取り組み

SOMPOグループは、「安全・安心・健康のテーマパーク」により、あらゆる人が自分らしい人生を健康で豊かに楽しむことができる社会を実現するということを「パーパス(存在意義)」として掲げています。
パーパスの実現に向け、損保ジャパンをはじめとするグループ全体が、中期経営計画でサステナビリティを経営基盤の中心に位置付け、本業を通じた社会課題解決により、経済価値と社会価値の創出に取り組むことを目指しています。
その実践のため、当社グループとして優先的に取り組む社会課題を、アカデミア、NPO、企業、投資家など様々なステークホルダーとの対話や国際規範などから特定し、重点課題として7つのマテリアリティに体系化しました。さらに、各々のマテリアリティにはKPIを設定し、具体的な戦略・アクションとして明確化しています。KPIは進捗状況の可視化や課題の把握だけでなく、パーパス実現に向けた取組みの進化や戦略の変化に応じて拡充し、実効性の高いPDCAサイクルを構築しています。

環境課題に対する取り組み

気候変動への取組み

SOMPOグループは、「SOMPO気候アクション」を設定し、気候変動への「緩和」、「適応」、「社会のトランスフォーメーションへの貢献」の3つのアクションを掲げ、その実践として損保ジャパンでは様々な取り組みを進めています。
〇再生可能エネルギー事業の普及を後押しする保険商品・サービス
発電設備の建設から操業開始後のリスクまで一気通貫で補償する、洋上風力発電事業者向けソリューション「ONE SOMPO WIND」の開発や、水素・アンモニアをはじめとする次世代エネルギーのサプライチェーン構築を支援するリスクソリューションシリーズ「SOMPO-ZELO」を始動しています。
〇個人向け火災保険「建てかえ費用特約」
台風や豪雨等の自然災害に遭われたお客さまの住宅の建てかえ費用を補償し、本特約を通じて省エネ基準に適合する住宅の普及を後押しします。
〇「SOMPO SUSTAINA」
SOMPOリスクマネジメントと他の金融機関等の連携パートナーと協働して
企業の物件情報から複数の気候変動シナリオに応じた物理的リスクを可視化するWebサービスを提供しています。

生物多様性への取組み

損保ジャパンは、COP10 で愛知目標が採択された2011年に生物多様性保全を行う市民参加型プロジェクトとして「SAVE JAPANプロジェクト」を開始しました。
今後も世界目標「30by30」への貢献のため、本プロジェクトによるOECM化支援、自社物件や自治体林のOECM化等と併せて100か所の自然共生サイト申請を目指しています。
〇SAVE JAPANプロジェクト
お客さまのご契約時、「Web証券」や「Web約款」を選択いただいた場合に削減したコストの一部を利用し、 地域の環境団体、NPO支援組織、日本NPOセンターと協働で国内の希少生物種を守るための市民参加の取り組みを応援するプロジェクトを実施しています。プロジェクト開始以降、これまでに全国で300種以上の希少種の保全活動を行っています。2023年度からは取組みを進化させ、プロジェクトにEco-DRR(生態系を活用した防災減災)やOECM(保護地域以外の生物多様性に資する地域)の観点を取り込んでいます。

社会課題に対する取り組み

レジリエントな地域社会づくりへの取組み

損保ジャパンは、さまざまなステークホルダーとのパートナーシップを通じ、防災・減災を始めとする社会的課題の解決による価値の創造に取り組んでいます。
〇防災ジャパンダ
NPO法人プラス・アーツ、愛知人形劇センターと協働し、開発した防災教育プログラムです。将来を担うこどもたちおよび保護者の方を対象とし、災害から身を守るための知識や安全な行動を学んでもらうことを目的としています。「防災人形劇」のほか、「防災グッズ暗記クイズ」や「紙食器づくり」など7コンテンツから成るプログラムで展開しており、2016年の開始以降、参加者は延べ77,000人以上(2023年3月末時点)に達します。
〇つながる防災プロジェクト
高齢者・乳幼児・障がい者・外国の方など、災害時に特に配慮が必要な要配慮者を支援するプロジェクトです。要配慮者と一緒に、街歩きを通した防災マップづくり・シミュレーションや訓練・ワークショップ・講演会など市民参加型の防災イベントを行い、要配慮者への理解、地域防災に対する意識の向上等につなげます。

D&Iへの取組み

損保ジャパンは、「Diversity for Growth」を旗印に経営戦略にD&Iを位置づけています。異なる価値観を認めあい、多様性を組織の強みとして活用する風土を醸成していくとともに、一人ひとりが人生の目的である「MYパーパス」を起点に、自分らしい働きと創造性の高い価値を生み出す組織作りに注力しています。
〇ジェンダーギャップの解消
性別役割分担の意識やアンコンシャス・バイアスなどにより、女性社員は成長機会や経験が男性社員より少ないため、女性社員のキャリア形成や活躍をサポートする環境・制度整備を強化しています。主な支援策としては、女性社員の経験値向上を目的として、メンターとスポンサーシップ両要素を取り入れた、「成長」に向けた「経験」を後押しする当社オリジナルのメンター制度や、性別を問わず、社員が仕事と育児を両立できるための行動変容に向けた研修やワークショップをパッケージ化した「育自Evolution」の導入などをしています。
損害保険ジャパン
株式会社
会社概要
本社住所 〒160-8338 東京都新宿区西新宿1-26-1
代表者名 白川 儀一
創業 1888年10月
社員数 21,705名
業界名 損害保険
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